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2014年1月30日木曜日

「Daftなパンク」は決してマヌケでは無かった・・・GRAMMYアルバム賞をGet!!

        Random Access Memories
セカイヨ、オドレ ― 皆が待ち焦がれたダンス・ミュージックが再び地球に降り立った ― クラブ・ミュージックの最高峰「ダフト・パンク」、オリジナルとしては8年ぶりとなる4thアルバム『ランダム・アクセス・メモリーズ』が2013年度(56th)のグラミー5冠達成!
ドロイドなので受賞スピーチ
   はファレルが代弁しました    













・最優秀レコード(Record Of The Year)
・最優秀アルバム(Album Of The Year)
・最優秀ポップ デュオ/グループ(Best Pop Duo/Group Performance)
・最優秀ダンス/エレクトロニカ(Best Dance/Electronica Album)
・最優秀エンジニア・アルバム(Best Engineered Album, Non-Classical)
以上、ノミネート全てを受賞!
※受賞者リスト参照⇒GRAMMY.com

1997年頃のDaft Punk
Daft Punk(ダフト・パンク)はフランス出身のハウス/エレクトロユニットで、トーマ・バンガルテルギ=マニュエル・ド・オメン=クリストの二人組み。
本国フランスはもちろん世界中の数え切れないアーティスト達に影響を与えているダンス・ミュージック界のカリスマ。
01年に発表された2ndアルバム『ディスカバリー』では、日本漫画界の巨匠、松本零士氏がアニメーションを手掛けたことも話題となった。
05年の3rdアルバム『原点回帰(Human After All)』発表後は、06~07年にワールド・ツアーや、映画「トロン」のサウンドトラックを手掛ける等の活動はあったものの、オリジナル作としては8年間のブランクを空けて今作アルバムをリリース。

Daft Punkという名は、前身のパンクロックユニット<ダーリン>として活動時、1993年にコンピレーション・アルバム『Shimmies In Super 8』に参加し「Cindy So Loud」を収録。それを聴いたイギリスの音楽誌「Melody Maker(メロディーメーカー)」が「a daft punky thrash」(マヌケなパンク)と酷評。2人はこれを気に入りユニット名に・・・その後、パンクロックからハウス/エレクトロへと音楽の路線を変更した。

いいね!
2人はライブやPVなどではフルフェイスのマスクを被っており素顔は公開されていない。
銀色のマスクがトーマ、金色のマスクがマニュエル。
1999年9月9日9時9分にコンピューターがバグを起こし機材が爆発する事故に遭って重症を負ったため、サイボーグになったと言う・・・

ヘルメット無しの素顔がFacebookでうっかり流出した事件⇒二人のヘルメット無し写真を投稿したのは「The Knocks」というエレクトロ・ポップ・デュオで、所属レーベルのソニー・ミュージック/コロンビア・レコード社内を、うっかりUPしちゃったらしい・・・が、「マズかった」とすぐに削除されました。
若かりし頃の写真は結構出回っており、また、本国フランスでは若いときのノーヘルインタビューがメディアに流れているようだ。ヘルメットについてはDaft Punk: Behind The Helmetsが詳しい
Nile Rodgers, Pharrell Williams,
Daft Punk & Stevie Wonder

今回のグラミーでは、STAR WARSストームトルーパーのメットを被ってパフォーマンスするとの噂だったが、フタを開けてみると全身白のサイボーグ!?(トルーパーに見えなくも無い!?)ベストアクトとの評の高いパフォーマンスだったのです。

先行シングル「Get Lucky」 がリリースされた当初は1980年代のマイケルジャクソンにしか聞こえないとして「~Michael Jackson edit」をはじめ多数のマッシュアップが動画サイトに流れ出した。
Daft Punk ft. Michael Jackson



そして、アルバム『Random Access Memories』に針を落して見ると・・・CDなので針はありませんが(雰囲気としてはアナログレコードを聴いてる感じ)・・・これまた1970年代終盤の井上堯之ウォーターバンド(太陽にほえろ!が有名)を彷彿させる「Give Life Back To Music」・・・ジョルジョ・モロダーのナレーションが魅力満載のエレクトロポップ「Giorgio by Molodar」から「Within」のチリー・ゴンザレスのピアノソロへ流れるあたりは如何にもハービー・ハンコック的・・・往年のEW&F:アル・マッケイのような生身のサウンド~カッティングギターが超カッコイイ「Lose Yourself to Dance」・・・「Touch(ft. ポール・ウィリアムス)」や「Contact(ft. DJファルコン)」のスペースオペラ的な展開は80年代のジャーメイン・ジャクソンのアルバムで耳にした・・・クインシー・ジョーンズのプロジェクトに参加していたミュージシャン等の参加により、往年のパンクロックやR&BやAORやソウルをクロスオーバー、リスペクトした音創りになっている。詳しくはダフトパンク本人たちが解説している。
しかし、往年のダフトパンク・ファンは「???」ちょっと異質な感じかも知れない。最もダフトパンクらしくないアルバムが最も成功を収めたのは皮肉でしょうか?次回作が更に期待される。

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