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2013年12月15日日曜日

薪ストーブの煙害について

暖炉の煙突
本日付の区役所便りに『薪ストーブ使用の際のお願い』とのタイトルで「煙や臭いの苦情が寄せられている」との注意書きが載ってましたが、はたして本当に実体験からの苦情であろうか?
ネット上の掲示板やQ&Aでは、かなりの苦情が寄せられているように思えるが、全てが本当の苦情とも思えないフシがあるのです。自分の体験ではなく、メディアの情報に尾ヒレを付けて、思い込みで想像して投稿したり、デタラメな書き込みをしたり・・・普通の生活レベルでのニオイであるにも拘らず、さも薪ストーブユーザーが有害物質を撒き散らしているかのような発言が多いのには驚きです。
工場の煙突

煙煤の害に対しては冤罪の可能性(他の原因による汚れ)を含め、正常の器具で正常な燃焼方法であれば煙煤は殆どと言って良い程出ないはず・・・煙煤と言うのは燃料である木がガス化する時に出るもので、焚き出し時に多少煙が出る程度で、これは車のエンジン点火時や給湯器点火時、ファンヒータ点火時に出る煙煤と同程度かそれ以下であると認識しています。一時、さわがれたダイオキシンやPM2.5等とは無関係です。
風呂屋の煙突
ましてや、薪ストーブユーザーは燃焼効率の良い熾き燃焼を絶えず心がけており、煙煤や臭いとは無縁のはずですが・・・確かに早朝(我家の場合AM5:30)の焚きつけ時に外の煙突近くの風下にて臭いを嗅ぎますと「木を燃やしているような匂い」がしますが、寒空の中で窓を開けていたり、外で作業等をしていなければ臭いはしないはずです。
酒蔵の煙突
広報誌の注意喚起のように、設置方法や運用方法に間違いが無く、さらに地域住民との人間関係が充分であるはずなのに、苦情がくるのであれば、それは薪ストーブユーザーへの隣人の存在自体が許せないのではと思えてしまいます。

以前、と言ってもかなり昔の事になりますがクーラーが普及し始めた頃に室外機の騒音や熱風に対しての苦情が問題になった事があります。メーカーも施工業者もそれなりの対策を講じて、騒音に関してはかなり改善されましたが、それでも物理的に熱風を出さない事は不可能でした・・・それでも、エアコンユーザーは「便利で快適」を使い続けます。
火力発電所の煙突
当時の地域住民は打ち水、スダレで窓を開けて涼を取っているにもかかわらず、その時代、あまりにも少数派のエアコンユーザーは、真夏の暑い日には家を締め切って暖気を外に追い出す(冬は寒気を出します)エアコンをフル回転・・・現在では多少の苦情はあるものの、大多数が使用する生活必需品となってしまった。
原子力発電所の煙突
我が家のような「打ち水、簾、扇風機」で窓を開けている家(時代錯誤の家でスミマセン!)は何処で苦情を受け付けてくれるのでしょうか?

話を戻しますが、昔は各家庭の煙突から夕方煙が出ていたものですが・・・そんな光景、今となっては、年寄りの記憶か映画「三丁目の夕日」くらいでしょうか?

カマドの煙突
いずれにしても、熱風を出さないエアコンや煙を出さない薪ストーブは物理的に不可能であり、故に、その事実を理解した上での使用を心がけないと、トラブルメーカーになってしまいます。
シックハウス症候群(化学物質過敏症)や電磁波過敏症、嗅覚過敏症等の人々(何れも症状が似ている)が近くに存在するかも知れないと言う事実を認識した上での運用が必要であろう・・・
最悪の場合の、裁判するまでに到ったケースは無いようですが(勝ち負けは別として弁護士さんは商売ですから、お金を払えば何でも裁判にもってってくれるようです)その地区で生活していく上での相互理解を深める事が重要であり、そのように努めたいものです。
また、薪ストーブに関しての正しい情報公開と、取得が正常に行われるように希望するものであります。

【追伸】 前出のPM2.5よりも屋内のタバコの方が怖いらしい・・・

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