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2013年7月16日火曜日

「新潟ジャズストリート」とデューク・エリントンとの関係は?!

前回(半年前)に引き続いて7月13日と14日「新潟ジャズストリート」に潜入してきました。
Duke Ellington

7月のジャズストリートは「デューク・エリントン・メモリアル」と題されていますが、実は、このエドワード・ケネディ・デューク・エリントンは新潟市国際親善名誉市民なのです。

Morgan Freeman
昭和39年6月16日の新潟地震直後に来日し、日本公演中に新潟の惨状を聞いたエリントン楽団は、次に予定されていたハワイ公演をキャンセルし、7月8日に東京厚生年金会館で「新潟地震チャリティーコンサート」を開催、収益金をすべて新潟市に寄贈しました。新潟市は2年後エリントン再来日の折に名誉市民の称号を贈りましたが、彼は「これまでミュージシャンとして頂いた賞は随分あるが、名誉市民というのは初めて」と嬉しそうに語り、後の新潟公演を約束。その4年後、新潟でのコンサートが実現するのです。(さらにその4年後、残念ながらジャズの巨星は75歳で他界してしまいます)
※若き日のモーガン・フリーマンに似ているかも???・・・・・

Stevie Wonder
我々の年代としてはスティーヴィー・ワンダーが彼をリスペクトした「サー・デューク」(1976年)なんかがリアルタイムで大ヒットしたことが思い浮かぶところですが・・・
彼の代表曲「A列車で行こう」は、あまりにも有名で誰もが一度は耳にしたことがあるはず!
ジャズ・ジャイアントのデューク・エリントンと新潟市が、こんな深い繋がりが有ったなんて・・・

ジャズの代表曲として「A列車・・・」と同じくらい有名な曲で、ジャズを語る上で絶対欠かせない曲・・・デイヴ・ブルーベック・カルテットの「テイク・ファイブ」もCM等でよく流れているので、けっこう耳に残っているし、誰もが知っている曲。後年、デイヴの妻アイオラ・ブルーベックが詩を書き、カーメン・マクレェが歌ったものも有名ですが、インストの方がウエストコーストジャズ=白人ジャズっぽく、個人的にはGOODなのです。この曲のカバーをJUJUが歌って「TAKE FIVE~俺たちは愛を盗めるか」のドラマ劇中歌になっていたのは記憶に新しい。

Billy Joel
この2曲の代表曲は「ジャズストリート」では必ずと言って良い程、毎回の演目に入っているのですが、今回は30会場の何処で演奏されたんでしょうかネェ~?(身体一つなので全てを網羅できませんよ~)

ストリート6では「The Mandums」がビリー・ジョエルの「New York State of Mind (ニューヨークの想い)」を演奏していた。この曲は、かの名アルバム「ストレンジャー」の前年(1976年)に、ビリーのセルフプロデュースによって、リリースされた邦題「ニューヨーク物語」に収録されている曲。バーブラ・ストライザンドを始め、世界的に色々なミュージシャンがカバーしている隠れた名曲なんです。因みにこの曲、最近のリマスター版CDと、アナログLPや初期のCDとでは、別テイクになっていてビリーとサックスとのカラミ方が違うんですヨ~。是非、初期のCDを入手して聞き比べてみるべし!
The Mandums
さて、この「The Mandums」だが、男女のツインボーカルで、なかなか黒っぽい歌い方で、私は好きですネー ※メンバー等の詳細はこちらのブログ参照
Mandumsの楽屋裏?
Samba Quattro
ストリート5では「サンバクワトロ」がセルジオメンデス&ブラジル'66のヒット曲「Mas Que Nada」を演奏中。ブラジルのサンバ・ソングライター、ジョルジ・ベンジョールによって作られたこの曲は説明の必要が無いくらい超ー超ー超ー有名曲。セルジオメンデスのアレンジとラニ・ホール&ジャニス・ハンセンのツインボーカル(実はラニ・ホール一人の多重録音だったらしい)がロックとラテンを融合させています。(※ちなみに後年ラニ・ホールが歌った007/Never Say Never Againはこちら) 2006年のセルジオメンデスの新作で、ブラック・アイド・ピースとのコラボも記憶に新しいところですが・・・「おぉーーーー~わりーや~ぁーよー、ぉぱー、ぉぱー、ぉぱぁー・・・まーしゅけなーだっ・・・」と言うこの行(くだり)は頭の隅っこに何時までも残っているのです。
Getz/Gilberto

ボサノバの代表曲と言えば、スタン・ゲッツ+ジョアン&アストラッド・ジルベルトによるパフォーマンスの「イパネマの娘」か、この「マシュ・ケ・ナダ」が有名ですヨネ!
オリジナルよりもだいぶエスニックな雰囲気の「サンバクワトロ」の詳細はこちら。アジアン・テイストあふれるジャズ集団ですか~?!コレはコレでありでしょう。

その他「ジャズ・ストリート」と言うには、あまりにもバラエティなジャンル、R&Bあり~の、ロックあり~の、フラメンコやブルーグラスやクラッシックまで、色々あり~・・・なのでタイトルを「ミュージック・ストリート」に変更しましょうか・・・と思うのは私だけ?

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