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2017年2月15日水曜日

5年ぶり、またまたアデルナイト(Adele's night)になってしまった~The 59th GRAMMY Awards




第59回グラミー賞』の授賞式が現地時間12日夜(日本時間13日)、ロサンゼルス・ステイプルズ・センターで行われた。
今年はとにかくアデルの夜だった、最初から最後までアデル一色!
ビヨンセVSアデル
絶対女王:アデルは・・・
最優秀レコード賞
最優秀アルバム賞
最優秀楽曲賞
最優秀ポップソロパフォーマンス賞
最優秀ポップボーカルアルバム賞
のなんと5部門を総ナメ
な~んと!ノミネートされた全てを受賞した。
「ハロー」をプロデュースしたGreg Kurstinも最優秀プロデューサーに輝いているので、6部門と言ってもいいのではないかな~

自身による主要3部門独占は、2012年以来2度目で、この時もノミネート6部門全て受賞したのは記憶に新しい・・・主要3部門独占2度以上は史上初の快挙である。

授賞式のオープニングアクトで彼女は「ハロー」を歌唱し、冒頭からのスタンディングオベイショーン!
さらに、ジョージ・マイケルのトリビュートステージで
ポップグループ賞:トゥエンティ・ワン・パイロット
「Fast love」を歌唱中のアクシデント~
導入部からなーんか音程が合ってない・・・ほとんどアカペラのような歌い出しだったので、非常に難しい音程だったのは確かです・・・しばらく歌ってから~次の瞬間
"I know it's live TV but I need to start again,
 I fucked up,
 I can't do it again like last year,
 I'm sorry for swearing,
 can we please start it again?
 I can't mess this up for him."
本年の司会ジェームス・コーデンとその仲間たち
(生放送だということは分かってるけどもう一度やり直させて、
やらかしちゃった、
去年のようなわけには行かないわ、
汚い言葉を使ってしまってごめんなさい、
もう一度やり直させてくれる?
彼の為にちゃんと歌いたいから)

彼女は去年のグラミー賞で「ALL I ASK」のパフォーマンス中にピアノのマイクに音響トラブルがあり、音程が上手く取れないまま歌いきったというハプニングがあった・・・
それを教訓とし、しかもジョージ・マイケルへのトリビュートだった為に
「彼の為にもちゃんと歌いたいから」と、
生放送中に演奏を止めてやり直したのである。
しかしながら、オーディエンスの温かい反応と、目に涙をためて歌い終えたアデルに、会場もスタンディング・オーベーションだった~。感動しました。
アデル、涙のスピーチ

その他の感動的なシーンとしては、アデルのスピーチ・・・最優秀アルバム賞を受賞した彼女が、ステージで涙ながらに、「この賞を受け取るのは不可能だわ」と言い・・・おおっ、受賞辞退か!?と思ったら、「今年の最優秀アルバム賞は絶対にビヨンセの『レモネード』が獲るべきだった」という意味のコメントをした「本当に最高のアルバム。美しく心が打たれる曲ばかり。私たちはあなたの曲に栄誉を捧げます。私の黒人の友人達に力を与えてくれたのはあなたです」と敬意を表した。
今年最大の注目は、「アデルVSビヨンセ」だった・・・ほとんどのメディアは、ビヨンセの『レモネード』が獲るべきとしながらも、これまでのグラミーが、いかに保守的であり、時代遅れなのかを考えると、実際はアデルが獲るかもしれないと大方の予想であった。 カニエ・ウェストも、ドレイクもグラミーのこの傾向に抗議して出席せず、また、フランク・オーシャンは早くからそれに抗議して、自分の作品を候補作品として提出しなかったのである。・・・まぁ、好みとか、傾向とかは白人中心のグラミー会員と、その高齢化が偏りの原因ではないでしょうか?・・・しょうがないとは思いますけど・・・

ジョン・ウィリアムズ
  このほか日本人ノミニ―で注目されていた坂本龍一(ドイツ:アルヴァ・ノトと共作)『レヴェナント:蘇えりし者』のサウンドトラックが「最優秀スコア・サウンドトラック・アルバム」部門で惜しくも受賞を逃しました。
それもそのはず、同部門でジョン・ウィリアムス翁の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」が受賞してしまったのですね~

スターウォーズ・シリーズではエピソードⅣ、Ⅴに続く快挙・・・18個目のグラミー受賞に拍手!
プリンス・トリビュート~ブルーノ・マーズ

   授賞式では、アデルのほか、ブルーノ・マーズ、ジョン・レジェンド、メタリカらがパフォーマンスを披露。
メタリカのパフォーマンスが始まった直後にジェイムズ・ヘットフィールドのマイクがオフ状態で全く音が出ない・・・また音響トラブルか?
その間ガガは力強く歌う~、マイクから音が出ないジェイムズはガガに歩み寄り1つ
ジェイムス&ガガ
のマイクをシェアしながら歌い上げた~、逆にこれが迫力満点のライヴに・・・
曲が終わった時、怒ったジェイムズはギターを投げつけてたそうな・・・いわゆる一つの演技ですな~
ピコ太郎とモーリス・デイ
ダフト・パンクとザ・ウィークエンドのパフォーマンスやケイティ・ペリーのステージも良かったけど、私的にはレッドカーペットでのピコ太郎が非常に外国人受けしていたのが嬉しかったです・・・

チャンス・ザ・ラッパー
全9部門でノミネートされていたビヨンセは2部門の受賞に留まり、CDをリリースしていない大型新人チャンス・ザ・ラッパーが最優秀新人賞、最優秀ラップアルバム賞、最優秀ラップパフォーマンス賞を総ナメという快挙。この事についてはメディアもグラミーを高評価している。
そして皮肉にも、亡くなったデヴィッド・ボウイが5部門を制したのであります。

詳細は以下に
https://www.grammy.com/grammys/awards/59th-annual-grammy-awards